尺アマゴ 尺イワナとの出会い 雨上がりの吉田川2014年7月5日
数日前から雨は降ったり止んだりを繰り返していました。
一日中降り続くことはなかったので、十分釣りはできると思ったので吉田川へと向いました。
しかし夜が明けてみると、川は予想以上の濁りと増水。
やはり、自宅のある岐阜市と山間部では雨の降り方が違うのでしょう。
濁りのため、水中の視界は約1mといったところ。
釣れそうにない状態だとおもいました.........
が、「なにもしなかったら、なにも釣れない」ということで淵をくまなく攻めてみることにしました。
ミノーのギラメキがかろうじて見える水深1m前後を派手なアクションで引いてみます。
少しずつ着水点をずらしながら、ルアーを泳がせます。
濁りのため、目を凝らしながらミノーのアクションに集中します。
するとなにやらミノーの周辺にギラッギラッと素早く動く光が見えてきました。何度も何度もまとわりつくように激しくアタックしますが、あと少しのところで追いつけません。
もう一度同じところにルアーを着水させ、ルアーを引いてきます。またも、大きな光がミノーの近くをギラつきますがなかなか追いつけません。そして、もうあと50cmで岸というところまできてようやく手元に魚信が伝わりました。
岸まで50cmのところでのヒットだったのでファイトこそ楽しめませんでしたが、ギャンギャンギャンというアマゴ独特の手応えは十分に感動を与えてくれました。
そのアマゴは私の作った30cmのランディングネットより少しだけ長く、片手では握れないほど体高のあるコンディションの良い尺アマゴでした。
数年間追いかけて、ようやく長良川水系の尺アマゴに出会うことができました。
驚くことに、口の奥には鮎らしき魚が入っていました。うわさは本当だったようです。
感動の余韻に浸りながらも、釣りを再開します。
同じところへ再びキャストします。
すると今度は着水後まもなくヒット。ウネウネした手応え。
今度はイワナでした。
ランディングしたときは8~9寸程度に見えましたが、先程の尺アマゴで感覚がおかしくなっていただけで、このイワナも立派な尺物でした。
体長が同じであれば、アマゴのほうが格段に迫力があるようです。
ボディラインが非常に美しく、透明感のあるキレイな魚体でした。
実は、今回の尺アマゴと尺イワナも前回の尺上イワナも同じミノーでのヒットです。
もしや、このフラットボディ・セミロング・リップ(名前が長いのでFSLIPと名付けます)はとんでもない大物キラーなのかもしれません。
たまたま使い始めたから釣れているのか.........
とにかくロストしないように気をつけます。
その後、チェイスとバイトも何度かありましたがヒットまでは至りませんでした。
場所移動も3回しましたが、チェイスとバイトをヒットに発展させることはなかなか出来ませんでした。
濁りがほぼひいた正午頃に、ようやく8寸程度のアマゴに出会えました。
速い流れでのヒットだったのでファイトも楽しかったです。
今日は貴重な尺アマゴと尺イワナに出会うことが出来ました。
また数々の大物チェイスもありました。
今日は生命感あふれる吉田川を十分に堪能することができました。
そうかとおもうと同じポイントでも何の生命感も感じられない日もあります。
川は不思議だなってその度に思います。
ところで、7月に入ってから雨が多く、各地でも土砂災害などが発生してますので安全には気をつけて次の出会いを探しに行きたいとおもいます。
<span style="font-size: 150%">2019年1月追記</span>リメンバーザトラウトをご覧くださっているみなさん、ご購読いつもありがとうございます。今後は新しいブログ「長良とっしーの釣りブログ」で記事の更新をしてゆく予定ですので、よろしければこちらもどうぞご覧ください。